第2回
花粉症対策について
今回は花粉症についてお話ししたいと思います。
花粉症は日本人にとってなじみのある症状ですが、現在3人に1人が花粉症だとも言われています。特に今年は花粉の飛ぶ量が昨年の倍以上で、「今年から花粉症になった」という声も耳にするくらいです。この時期、ティッシュとマスク、ゴーグルを手放せないという方も中にはいるのではないでしょうか?
さて花粉症対策として、「花粉を体内に接触させない」こと、対症療法としての「薬物療法」と「レーザーなどの手術療法」がよく行われていると思います。ある意味、理にかなっているのですが、実際「効果があった!」という声は乏しい現状です。
その理由は「根本的な原因が改善されていないから」です。
根本的な原因、それは「自律神経機能が乱れている」ということです。
実はこの3月~4月にかけて花粉症の症状がひどくなる事をご存じですか?
3月~4月、それは季節の変わり目です。季節が変わるということは、身体も「冬仕様」から「春仕様」に模様替えをします。ただ、このときに身体の調節機能である自律神経もシフトチェンジする必要があるので、そのときに身体の不調を訴える人が出てくるのです。
自律神経は免疫機能にも関与します。つまり自律神経が乱れると、免疫機能も低下するのです。花粉症の症状が3月~4月に悪化するのは、そういう理由からでもあるのです。
~対策について~
ここで対策についてお話します。当院では自律神経の乱れを予防する為に、「余計なストレスは溜めないこと」これを推奨しています。ストレスは自律神経にとって敵になります。
特に胃腸はストレスに敏感に働きますから、暴飲暴食は控え、腹巻きなどでお腹を温め、温かい飲み物を主にとるように心がけ、そして湯船にしっかりつかる・・・こういう基本的な事を行うようにしましょう。
プロフィール
神奈川県横浜市出身。高校時代、横浜商業高校にてプロ野球選手を目指していたが、腰痛など度重なる故障により挫折。その中で日々の健康管理の重要性を感じ、日本大学文理学部体育学科に進学、トレーニング理論、機能解剖学を専攻した。卒業後、某フィットネスクラブにて指導にあたった後、治療家への門を叩くカイロプラクティックのD.C.※、冷え症治療の第一人者、顎関節治療の専門家など、いろいろな先生に師事した。整形外科、整骨院、整体院、鍼灸マッサージ院などの勤務経験を積み、2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院・宮前まちの鍼灸マッサージ院」を開院した。以後「ビオラ整骨院グループ」を設立し、整骨院3院を経営。健康講座など地域への活動も行っている。また、治療家向けセミナーも開催し、後進の育成にも力を注いでいる。
※ドクター・オブ・カイロプラクティック