ユースキン製薬のうるおいエイジングケアプログラム

  • 無料お試しサンプル
  • プローラ誕生の瞬間!
  • お客様相談室



施術マイスターが語る 健康コラム

第6回

知っておこう!熱中症

今回は熱中症についてお話ししたいと思います。
本年は関東地方も梅雨明けを迎え、本格的に暑さが増してきましたね。強い日差しがあると、アスファルトの照り返しなどで熱中症を引き起こす原因になります。また運動においても、体内に熱が溜まり、熱中症を引き起こす原因となります。その熱を発散させるために汗をかくのですが、十分な水分補給をせず激しい運動を行なうと、汗も出ず、体温調節が上手くいかなくなり、体温が上昇して熱中症を引き起こすのです。熱中症というと、ここ数年一般の方の意識が高くなってきているように思います。
私たちが小・中学生の頃は「日射病」とか「熱射病」とか言われていて、「熱中症」に対してそこまで気に留めることがなかったと思います。今は、20~30年前の当時と比べ、夏の最高気温が上昇していることが大きく関与していると言えるでしょう。さらに、実際は以下のようなことも熱中症の原因であると私は考えています。

まず「暑さに身体が慣れていない」ということ。
夏の暑い日、よっぽどのことがない限りは、一日中お部屋で過ごされる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
  

中学生や高校生の運動部(特に屋外の競技)では、練習も試合もほぼ毎日グラウンドで行われるので、暑さに対しての免疫が出来ています。しかし、それ以外の方は「外で日を浴びる習慣」がなく「暑いときはエアコンの効いた部屋で静かに過ごす」ほうが多いわけです。
そんな中、急な用事などで外に出る機会があった際、突然に夏の暑さに触れることになります。すると、身体が夏の暑さに対応できずに熱中症になるというケースが多いのです。このケースで意外と被害を受けているのが小学生です。特にスポーツをやっている小学生は注意が必要です。たいていスポーツは土日に行なわれます。するとそれ以外の月曜日から金曜日は、体育の時間以外グラウンドに出ていないというケースが多いのです。しかも小学生は健康管理という意識が少ないので、水分補給もおろそかになりがちです。

つぎに「脱水」も原因に挙げられます。
室内でも熱中症は起こります。そのときは十分な水分補給が出来ていないことが多いのです。喉が渇いてから飲むのではなく、常にスポーツドリンクを持参し、少しずつ飲んでおくことが大切です。

もし「気分が悪い」「体調が悪い」という方と出会ったら
~「熱中症」の見極め方と対処法について~
私は現在、野球チームのトレーナーを行っています。この時期、「気分が悪い」と選手が言って来た時には「熱中症」かどうかを疑います。「熱中症」の見極め方と対処法について、お話ししたいと思います。

○症状を確認する
「体調が悪い」と言っても、頭が痛いのか、気持ち悪いのか、だるいのか、疲れていて動けないのか、いろいろな症状があります。場合によっては救急車を呼ばなければならないこともあります。私はその場で脈と体温を測るようにしています。脈が早かったり強かったりすれば、熱がある可能性がありますし、体温計で測ればすぐに分かります。 

○もし熱中症だと感じたら
 ・涼しいところに連れて行く。
 ・洋服を緩めて、ベルトやボタンははずし、リラックスできる体勢で休ませる。
 ・身体に霧吹きなどで水をかけて、うちわで仰いで熱を逃がす。
 ・冷やす場合は、後頭部とわきの下、ここを濡れタオルか氷のうで冷やす。
 ➡このときにアイスパックなど冷たくなりすぎるものは、かえって血流を悪くするので使用しない
 ・水分補給はスポーツドリンクを少しずつ飲ませる。
 ➡お茶やコーヒーは利尿作用があるため、脱水の危険があるため使用しない
熱中症の予防法について
以下のことを心がけましょう。
 ・直射日光は控える。
 ・十分な水分補給を行なう(飲み物は常に持っているようにする)。
 ・通気性のいい服装で(熱がこもりやすい服は着用を控える)。
 ・普段から暑さに慣らしておく。
 ・規則正しい生活を心がける。

 

プロフィール

小林 篤史

柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

小林 篤史

一般社団法人日本施術マイスター養成協会代表理事
宮前まちの整骨院
http://www.machino119.com
日本初の猫背矯正専門治療院
「V-Style(ヴィスタイル)」
http://www.v-style.me

神奈川県横浜市出身。高校時代、横浜商業高校にてプロ野球選手を目指していたが、腰痛など度重なる故障により挫折。その中で日々の健康管理の重要性を感じ、日本大学文理学部体育学科に進学、トレーニング理論、機能解剖学を専攻した。卒業後、某フィットネスクラブにて指導にあたった後、治療家への門を叩くカイロプラクティックのD.C.、冷え症治療の第一人者、顎関節治療の専門家など、いろいろな先生に師事した。整形外科、整骨院、整体院、鍼灸マッサージ院などの勤務経験を積み、2006年川崎市宮前区に「宮前まちの整骨院・宮前まちの鍼灸マッサージ院」を開院した。以後「ビオラ整骨院グループ」を設立し、整骨院3院を経営。健康講座など地域への活動も行っている。また、治療家向けセミナーも開催し、後進の育成にも力を注いでいる。
※ドクター・オブ・カイロプラクティック

>ページトップへ戻る

  • よくあるご質問